2009/12/29

あれ食べなきゃとか、あの映画観なきゃとか、掃除しなきゃとか、お風呂にはいらなきゃとか、眠らなきゃとか(延々ループ)そんなのなくて、のらりくらりと暮らせたらきっとずっと楽しいのだろうなぁ。このごろ図書館でよく名前を聞く日本の現代の小説家の本を借りて読むブームで、でも想像力がかなしいほど欠落してるもので、さいごまでしんぼう強く読めた本があまりない。で、いま借りてるのは森見登美彦の『四畳半神話大系』これも序盤から独特の文体にひぇーと尻込みしてしまったのだけど、京都の大学生・四畳半・出町ふたばの豆餅・カステラ…などなど魅力的なワードの数々とあのときこれを選択してなかったらどうなる?というパラレルワールドのような不思議な世界観に、なんとなくはまってきた。主人公も性悪で曲者だけど、友人の妖怪みたいなルックスらしい小津と、その師匠の樋口師匠がおもしろーい。師匠は弟子たちの貢ぎものでもって生きてるし、借りた本はちっとも返さないし、弟子たちに次々難題を押しつけるし、でもなにこの愛らしさ!小津もキモカワイイ?っていうの?アニメになるらしいので、どんなふうなのか気になります。あぁわたしも日々のしょうもないマストになんか追われないで、小説の中の人物みたいに自由に生きたいわ。あぁお風呂はいって、灯油買いに行かなきゃ(けっきょくマストなの)